資産運用について学んでいきましょう。
資産運用とはその名の通り、資産を運用することを言います。
なお、資産とは所有する財産のことを言いますが、本書で資産という場合は基本的に金融資産のことを指しています。
さて、先日のコラムで30代から40代の平均的な貯蓄額を紹介させていただきましたが、もし現状で平均的な貯蓄よりも大きく少ない場合にはまずは貯蓄を増やす必要があります。
まずは貯蓄額を増やし、その額の一部を運用に回していくという考え方ですね。
投資信託の選び方、考えること
分配金を考えてみよう
さて、投資信託には、分配金を出すものが多くあります。
四半期や半期に一度分配金を出すものもあれば、毎月分配金を出すものもあります。
この分配金は非常に人気がありますが、あまりに分配金重視で投資信託を選ぶと思わぬ損失に巻き込まれてしまう可能性も否定できません。
ここでは毎月分配型の投資信託のメリットとデメリットを紹介し、あなたに向いているか向いていないのかを考えてみていただきたいと思います.
30、40代の現実を知って始める、カネノミクス
この記事では30代~40代の方向けに、資産運用に取り組むための手順と方法について解説してまいります。
格差が拡大していっていると言われる昨今ですが、生きていく上で必要なお金のことを真剣に考えないと将来大変なことになってしまう可能性があります。
さて、これまでに資産運用について学習したことがある人は少数派ではないでしょうか?
何しろ学校では教えてくれませんし、社会人になれば仕事に関する知識は増えても資産運用に関する知識はあまり増えないものです。
・結婚して、夢だったマイホームを手に入れて、ローンを返している
・将来は退職金と年金を頼りにしている
30代~40代の平均的な考え、行動パターンではあるかもしれませんが、そのままでは将来への漠然とした不安が減ることはないのではないでしょうか?
投資信託の種類
インデックスタイプ
さて、まずはパッシブタイプの投資信託についてみていきましょう。
ここではインデックスタイプとして紹介します。
インデックスタイプの投資信託は例えばTOPIXに連動するような投資信託です。
日経平均株価やTOPIXはニュースなどで報じられることも多いですから、資産の状況を比較的把握しやすいというメリットがあります。
また、市場全体が盛り上がりを見せている時には自分の保有している投資信託も上昇していると考えられるために、相場がいいのに自分だけ儲かっていないといったジレンマは経験しにくいと考えられるでしょう。
また、指数は国内だけに限りません。
海外の指数と同様の動きとなるような投資信託も数多くあります。
世界経済が好調に向かうと考えれば、様々な国の株式指数と連動するタイプの投資信託をいくつか購入しておけば上昇の恩恵を受け取れるかもしれません。
インデックスタイプはコストが安いものが多く、ノーロードファンドと呼ばれる販売手数料がかからない投資信託もあります。一つのインデックスタイプの投資信託だけでなく、複数のインデックスタイプの投資信託に分散投資していくという戦略も人気があります。
投資信託を買う前の注意点まとめ
基準価格って何?
さて、投資信託の価格を基準価格と言います。
投資信託は通常基準価格10000円(1万口当たり)でスタートして基準価格は営業日一日で一回更新されていきます。
インターネットや新聞などで確認できる基準価格で買えるわけではないことには注意が必要です。
多くの投資信託は前日の基準価格となっており、例えば本日の営業時間中に買い付ける注文を入力した場合は翌日にいくらで買えたかが分かることになります。
注意点としては、ニュースなどで値動きが激しくなっている時に注文を発注する場合です。
往々にして前日基準価格とそこまでかい離することなく売却や購入ができるものですが、値動きが激しい時は基準価格が1日で大きく動くことがあるためです。
投資信託の基礎知識
さて、ここでは投資信託について説明していきます。
投資信託とは、投資家から資金を集めてまとまった資金にして、それを株式や債券などに投資していく金融商品のことを言います。
投資対象は株式や債券、不動産など多岐に渡りますが、投資信託によってどういった投資方針で投資していくかは決められております。
そのため、投資家であるあなたはあなたの投資意向に合った投資信託を選んでお金を投資していくことになるわけです。
株式や債券など、投資信託を通さなくてもあなたが直接投資できる投資対象もありますが、すべてに分散させて投資させていくことを考えるとどうでしょうか。
莫大な資金があれば分散投資できますが、少額の資金で分散投資することは本来難しいはずです。
ただ、投資信託を利用することによって少額の資金での分散投資が可能となっております。
また、例えば新興国の株式にお金を投じることを考えてみましょう。
新興国の株式に直接投資できるような国内の証券会社は多くないはずです。
投資信託を利用することで、普通では投資しにくい投資対象についても投資できる点は大きなメリットと考えられます。
投資信託は
・プロが分散投資してくれる
・少額からでも投資できる
という2点をここでは覚えておきましょう。
投資信託の勉強
さて、投資信託の勉強というと何をやればよいでしょうか?
基本的には、見る目を養う勉強こそがメインとなります。
投資する際にはどんな商品なのかを他人に説明できるぐらいになってから投資するようにしていきましょう。
資産運用として考える投資信託
銀行なども力を入れだした投資信託
「将来不安ですよね?」
「老後の計画は早く始めた方がいいですよ」
「まだ資産運用をしていないのですか?」
「貯蓄から投資の流れが来ていますよ」
最近、証券会社のみならず信金や銀行などの金融機関でも積極的に金融商品の販売を進めております。
ただ、これには理由があります。
金活事例集
さて、この記事では、金活事例集としまして、様々な事例を紹介してまいります。
ここで挙げているのはあくまで一例ですので、この通りにやれば必ずうまくいくわけではありません。
また、正解がないのも金活といえます。
人によって収入や資産、家族構成だけでなく考え方なども違います。
事例はあくまでも事例として参考にしていただきながら、あなたなりの正解を考えて取り組んでみてください。
金活成功のために
さて、この記事ではお金に関する活動である「金活」を成功させるために必要な心構えなどについて学習していただきます。
せっかく取り組むのですから成功させたいと考えるのは普通です。
でも、成功させたいという気持ちだけは誰だって持っているものです。
それでも、実は事前にどんな準備をするか、どんな心構えを持って取り組むかで結果として成功するか、それとも途中で諦めてしまうかが分かれてしまうものなのです。
金活という名前ではないにしろ、これまでに家計簿や資産運用に取り組んだことがある人は多いはずです。
また、中には何度か挫折したことがある人もいるかも知れません。
今回の金活は成功させましょう。